28年 第1回 「設備」



28_1_setubi_1_(1).png

問1
(1)
ア:③ ユニバーサル
イ:⑤ POI
ウ:⑪ アンバンドル
エ:⑭ FTM

補足
POI(Point Of Interface:相互接続点):問題文参照
GC(Group Unit Center)接続:加入者交換機と接続すること
IC(Intermediate Center)接続:区域内中継交換機と接続すること
FTM(Fiber Termination Module):加入者光ファイバ回線を収容する配線装置



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(2)
(ⅰ)
答え:③ Cのみ正しい
解説
A:GE-PONでは、WDM技術を用いることにより、1心の光ファイバで上り信号と下り信号を異なる波長を使用して伝送する双方向通信を行っている。1台の通信事業者側装置と複数のユーザ側装置は、能動素子(正:受動素子)を用いた光スプリッタと光ファイバとを介して接続されたツリー構造を有する。

B:GE-PONは上り信号と下り信号の伝送速度を独立に設定することができ、下り信号の伝送速度としては1 Gbit/ s 、上り信号の伝送速度としては155 M bit/s 、622Mbit/s 及び1.24 Gbit/s が使用されている(※)(※GE-PONは、上り/下りともに、伝送速度1.25Gbit/sであり、固定値である。)

C:正しい

補足
WDM(波長分割多重:Wavelength Division Multiplexing):一心の光ファイバに複数の波長を多重・分離することにより複数の光信号や上り・下りの光信号を同時に送受信可能とする技術。

・PONの構成
PDS.png
構成機器
OLT:Optical Line Terminal:光加入者端局装置
OSU:Optical Subscriber Unit:光加入者終端装置
ONU:Optical Network Unit:光網終端装置
光スプリッタ:電線上などに設置され、OLTを複数のONUに接続するために光信号を分岐・合流する装置。

・PONの方式
方式名B-PONG-PONGE-PON
標準化G.983シリーズG.984シリーズIEEE 802.3ah
伝送速度上り155Mbit/s、622Mbit/s155Mbit/s、622Mbit/s、
1.24Gbit/s、2.48Gbit/s
1.25Gbit/s
下り155Mbit/s、622Mbit/s、
1.24Gbit/s
1.24Gbit/s、2.48Gbit/s1.25Gbit/s
分岐数最大32最大64最小16
伝送フレームATMフレームGEMフレーム、GTCフレームEthernetフレーム


プリアンブル:フレームの始まりを表す区切用のビット列
LLID(Logical Link ID):GE-PONのプリアンブル部に格納され、OLTに接続されたONUを識別するためのID

類題

・25年第2回(データ通信) 問3(1):PONシステムにおけるOLTとONU間の初期設定プロセス

・25年第2回(データ通信) 問3(2):PONシステムの種類と特徴
・26年第1回(設備) 問1(1):光アクセスシステム





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(ⅱ)
答え:②
解説
② OLTからONUへの下り信号は、多重化技術としてTDMA(正:TDM)を使用することにより、各ONU宛の信号が時間的に重ならないように多重化されている。

補足
複数のONUに上り帯域を分配する方法として、FBADBAの2つの方式がある。GE-PONでは、DBAが使用される
・FBAとDBA
FBA(Fixed Bandwidth Allocation):接続されているONUの数で配分する方式。通信していないONUがいてもそのONUが割り当てられた帯域は未使用となるため、帯域の使用効率が悪い。
DBA(Dynamic Bandwidth Allocation):通信を行っているONUで帯域を分配する方式。FBAと比べ、通信していないONUの未使用帯域を他のONUに分配できるため、帯域の使用効率が良い。
FBA_DBA.png



TDM(Time Division Multiplexing):一心の光ファイバを用いて複数のデジタル信号を時間的に少しずつずらして規則的に配列し多重化する技術

類題
26年第1回(設備) 問1(1):光アクセスシステム







28_1_setubi_1_(3)i.png

(3)
(ⅰ)
答え:④
解説
① スタティックルーティングでは、管理者が事前にルーティング情報をルーティングテーブルに設定しておくことにより、ルータどうしがルーティング情報を交換し合い、自動的にルーティングテーブルが更新される(※)(※赤い部分は、ダイナミックルーティングの説明)

② IPv4において、ルーティングテーブルからパケットの宛先を選択する場合、ルーティングテーブル上に一致するエントリがなく、0.0.0.0/0で表されるデフォルトルートが設定されているときは、そのパケットは破棄される(正:デフォルトルートに転送される)

③ ルーティングテーブルからパケットの宛先を選択する場合、条件に合う宛先ネットワークアドレスが複数存在するときは、最短一致(正:最長一致(ロンゲストマッチ)といわれるルールが適用され、宛先IPアドレスとルーティングテーブルの宛先ネットワークアドレスを比較して、一致しているビット列が最も短い(正:長い)エントリを選択する。

④正しい

補足
スタティックルーティング(静的ルーティング):管理者が事前にルーティング情報を設定しておく方式。基本的に運用中に設定が変わることはない
ダイナミックルーティング(動的ルーティング):ルーティングプロトコルを利用して、ネットワークの状況から最適な経路をルータが自動的に算出し、その経路を使ってルーティングする方式。

デフォルトルート:ルーティングテーブルに経路がない場合に仕様する経路



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(ⅱ)
答え:③
解説
クラスレスルーティングプロトコル(正:クラスフルルーティングプロトコル)では、ルータどうしが交換するルーティング情報の中にサブネットマスクを含まないため、可変長サブネットマスクをサポートすることができない。

補足
・ASと、IGP/EGPについて
AS(Autonomous System:自立システム)とは、統一されたルーティングポリシーによって管理されたネットワークの集まり(同じルーティングプロトコルで運用される範囲)と定義される。AS内部で利用されるルーティングプロトコルを、IGP(Interior Gateway Protocol)。AS間を繋ぐプロトコルをEGP(Exterior Gateway Protocol)と呼ぶ。

as.png

IGPとEGPには、下記の種類のルーティングプロトコルが存在する。
ディスタンスベクタ型リンクステート型パスベクトル型
IGPRIP、IGRPSPF
IS-IS
EGPBGP

・ディスタンスベクタとリンクステートの違い
ディスタンスベクタ型リンクステート型
経路の収束遅い速い
ルータの処理負荷小さい大きい
交換する情報量(必要な帯域幅)大きい小さい
更新タイミング定期的変更時
交換する情報ルーティングテーブルリンクの状態
隣接ルータの確認なしあり
ループの発生ありなし
最適経路の選定ホップ数(メトリック)インタフェイスの帯域幅(コスト値)
ネットワーク規模小規模向け大規模向け
種類RIP、IGRPOSPF、IS-IS

類題
24年第1回 (設備) 問4(3):IPネットワークで用いられるルーティングプロトコル








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