30年 第1回 「設備」




30_1_setubi_1_(1).png


問1
(1)
ア:⑮ 国番号
イ:② 15
ウ:④ 国内プレフィックス
エ:⑩ M2M

補足
・国際電話番号のフォーマット

kokusai_isdn_no_r2.png

・0AB~Jの固定電話番号のフォーマット
国内電話を表す国内プレフィックスは、「0」で固定されている。市外局番と市内局番はそれぞれ1~4桁となっており、2つを合わせて5桁となる。
kokunai_no.png

M2M(Machine To Machine):機械同士が人を介在せずに情報のやり取りをすること。センサネットワークにおいて機械が情報を自動収集したり、ネットワークを経由して機械が自動制御したりするサービスなどが例に挙げられる。

類題
25年第2回(設備)問1(1):電話の番号計画



30_1_setubi_1_(2)i.png

(2)
(ⅰ)
答え:④
解説
④ 1標本当たりの符号化ディジット数を1[bit]増加することにより、直線量子化においては、信号対量子化雑音比が3 (正:6.02) [dB]改善される。

補足
PCM(Pulse Code Modulation)符号化:アナログ信号を「標本化⇒量子化⇒符号化」という手順でデジタル化する方法
・標本化(サンプリング):一定の間隔(サンプリング周期)でその時の値(標本値)を採取する
・量子化:アナログ値である標本値は無限個存在するが、それを有限個の値に区切る。量子化の過程で、ある範囲内にある標本値は、同一値になる。量子化によって情報が失われてしまう事を量子化雑音という。
・符号化:量子化によって区切られた値を、1と0のパルス値に変換する。

PCM.png

・②の計算
標本化周波数は、8kHz(1秒間に8000回のサンプリングが行われる)であり、それぞれの標本値を8bitに符号化しているので8kHz×8=64[kbit/s]となる。

類題
25年第1回(設備)問1(2)(i):音声などのアナログ信号のPCM符号化方式



30_1_setubi_1_(2)ii.png

(ⅱ)
答え:③
解説
① 適応予測と適応量子化を使用する差分PCM方式は、CELP方式 (正:ADPCM方式) といわれ、64 kbit/s で伝送するPCM方式の帯域を2回線として使用することができる。
② 送信側で音声を分析し、有声/無声判定、ピッチなどの情報を伝送し、受信側でそれらの情報を用いて音声を合成する分析合成系の音声符号化方式は、一般に、ADPCM方式 (正:分析合成符号化「ボコーダー」) といわれる。
③ 正しい
④ MPEG-1は、1.5 Mbit/s 以下のビットレートで、CD-ROMなどの蓄積メディアに音声及び静止画像 (正:動画) を保存するための符号化方式である。

補足
ADPCM(adaptive differential pulse code modulation:適応差分PCM):過去のサンプル値を利用して、現在のサンプル値を予測し、その差分情報を伝送する
CELP(Code-Excited Linear Prediction):音声波形ではなく、コードブックに登録された波形パターンの番号を伝送する

予測符号化:隣接した画素や前後のフレームなど近い値だと予測されるデータなどを、差分値で表して圧縮する方法
変換符号化:周波数領域など他の座標軸にデータを変換してから行う圧縮
フレーム内符号化:同一フレーム内の画像信号の空間的相関を利用する符号化(隣り合うピクセルの値を差分値で表すなど)
フレーム間符号化:時間的に隣り合うフレームの情報の差分などを利用する技術

類題
25年第1回(設備)問1(2)(ii):音声符号化技術及び画像符号化技術



30_1_setubi_1_(3)i.png

(3)
(ⅰ)
答え:③
解説
TCP (正:UDP) は、再送制御機能、受信側からの確認応答を待たずに複数のデータを送信できる機能などを有し、UDP (正TCP) は、輻輳を回避する制御機能、コネクションの確立や切断などの管理機能を有する。

補足
・OSI参照モデルとTCP/IPプロトコル階層モデル
OSI_r3.png


フロー制御:送信側と受信側の端末において、両方の端末で最適となる通信速度を決定する仕組み。例えば、送信側端末の処理速度が速く、受信側端末の処理速度が遅かった場合、送信側が自分の持つ最大処理速度で通信をし続けると、受信側でバッファオーバーフローを起こしてしまう。それを防ぐため、送信側と受信側で処理能力を認識し合い、受信側の処理能力に合わせて送信側の通信速度を調整するのがフロー制御である。TCPでは、スライディングウィンドウの仕組みによりフロー制御を行っている。


30_1_setubi_1_(3)ii.png

(ⅱ)
答え:④
解説
SMTP(正:POP又はIMAP)は、電子メールを配送する際に用いられるプロトコルであり、メールサーバ間の転送時及びクライアントでの受信時に用いられ、電子メールの送信時には、一般に、POP又はIMAP(正:SMTP)が用いられる。
② FTPは、異なるコンピュータ間でファイルを送受信する際などに用いられるプロトコルであり、一般に、相手先コンピュータにログインすることなく(正:ログインして)、ファイルのアップロードに関する各種操作を行うことができる。
③ HTTPは、WebブラウザとWebサーバとの間でWebページのデータの送受信を行う際に用いられるプロトコルであり、Webブラウザからの要求コマンドが数字の列(※)で、応答がアルファベットの文字列で記述される。(※要求コマンドもアルファベットの文字列)
④ 正しい

補足
SMTP(Simple Mail Transfer Protocol):メールを転送するプロトコル
POP(Post Office Protocol):届いたメールは、基本的にサーバから端末にダウンロードされ、メールの保管・管理は、端末側で行う
IMAP(Internet Message Access Protocol):メールサーバ上にメールを保管・管理し、必要なメールだけを端末にダウンロードして閲覧する
FTP(File Transfer Protocol):TCP/IPネットワークにおいてファイル転送を行うためのプロトコル
HTTP(Hypertext Transfer Protocol):HTMLなどのコンテンツの送受信に用いられる通信プロトコル
SNMP(Simple Network Management Protocol):TCP/IPネットワークにおいて、ルータやコンピュータ、端末など様々な機器をネットワーク経由で監視・制御するためのプロトコル。







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