31年 第1回 「設備」



31_1_setubi_1_(1).png

問1
(1)
ア:⑬ 階層
イ:⑪ リゾルバ
ウ:⑥ ネーム
エ:⑨ ゾーン

補足
ホスト名、ドメイン名、FQDN( Fully Qualified Domain Name;完全修飾ドメイン)、URLの関係
FQDN.png

・リゾルバ:DNSクライアントの事。一般にクライアントPC上でアプリケーションとして動作する
・ゾーン情報:DNSサーバが持つレコード情報の集合体。IPアドレスとドメイン名の対応情報の他、さまざまなレコードが存在する。

・DNSの階層構造の概念
DNSは、ルートを頂点とした階層構造で構成されている。上位のネームサーバは、自分の下位に位置するネームサーバのゾーン情報を持っているため、ルートサーバから順番に問い合わせを行えば、目的のゾーン情報にたどり着くことができる。
DNS_kaisou.png
・DNSの問い合わせの流れ
「aaa.co.jp」に問い合わせを行った場合の例を以下に示す。リゾルバが社内のDNSサーバに「aaa.co.jp」のIPアドレスを問い合わせを行うと、社内のDNSサーバはルートサーバから順に「jp」、「co.jp」と問い合わせを行い、最終的に「co.jp」ネームサーバが持つ「aaa.co.jp」とIPアドレスのレコードを取得すると、そのレコードをリゾルバに返答する。
DNS_query.png


類題
24年第1回(設備)問1(1)ドメイン名とDNS



31_1_setubi_1_(2)i.png

(2)
(ⅰ)
答え:③
解説
①②④正しい

③ 外部変調方式には、光の振幅や位相をそれぞれ変調する方式があるが、数[Gbit/s]程度の光伝送システムにおいては、一般に、位相変調方式(正:強度変調方式)が用いられる。

補足
電気光学効果:物質に電界を加えると、屈折率が変化する現象。屈折率が電界に比例して変化する現象をポッケルス効果、屈折率が電界の二乗に比例して変化する現象をカー効果という。電気光学効果を利用した光変調器にLN変調器がある。

直接変調:半導体レーザを用いて変調信号の変化をそのまま光源の強度に変換。直接変調する場合、数GHz以上の高速で変調を行うと波長チャーピングと呼ばれる光の波長が変動する現象が起こり信号の劣化が激しくなる。
外部変調:半導体レーザに対して外部から変調を加える(細かい制御が行え、高速化・長スパン化が可能)

・外部変調器の種類
LN変調器:LiNbO3結晶(ニオブ酸リチウム)のポッケルス効果(電気光学効果)による屈折率変化を利用した光変調器
EA変調器(Electro-absorption:電界吸収型変調器):電界吸収効果を利用した光変調器。一般的にLN変調器よりも小型にできる。



31_1_setubi_1_(2)ii.png

(ⅱ)
答え:①
解説
① 電気光学効果を利用した光変調器は、電界吸収効果を利用した光変調器と比較して、一般に、駆動電圧は高いが、小型にできる (正:大型になる) という特徴がある。

②③④正しい

補足
電気光学効果:物質に電界を加えると、屈折率が変化する現象。屈折率が電界に比例して変化する現象をポッケルス効果、屈折率が電界の二乗に比例して変化する現象をカー効果という。電気光学効果を利用した光変調器にLN変調器がある。
電界吸収効果:半導体に電界を加えると、半導体の光吸収量が変化する現象。電界吸収効果を利用した光変調器にEA変調器がある。EA変調器は、LN変調器と比べ小型にできる特徴がある。

・EA変調器とLN変調器の比較
駆動電圧伝送速度大きさ
EA変調器(電界吸収効果)低い10Gbit/s小型
LN変調器(電気光学効果)高い10~40Gbit/s大型


マッハツェンダ干渉計:光の位相のずれを観測するための装置

直接変調:半導体レーザを用いて変調信号の変化をそのまま光源の強度に変換
外部変調:半導体レーザに対して外部から変調を加える(細かい制御が行え、高速化・長スパン化が可能)


類題
27年第2回(設備)問1(2)(ii)光変調器の特徴



31_1_setubi_1_(3)i.png

(3)
(ⅰ)
答え:④
解説
①②③正しい

④ GE-PONは、Ethernetフレームの伝送を目的としたPON方式であり、下り信号の最大伝送速度がG-PONの約2倍に高速化されている (正:約1/2である)

補足

・PONの方式
本問題の解答は、下記の表から、判断できる。
方式名B-PONG-PONGE-PON
標準化G.983シリーズG.984シリーズIEEE 802.3ah
伝送速度上り155Mbit/s、622Mbit/s155Mbit/s、622Mbit/s、 1.24Gbit/s、2.48Gbit/s1.25Gbit/s
下り155Mbit/s、622Mbit/s、 1.24Gbit/s1.24Gbit/s、2.48Gbit/s1.25Gbit/s
分岐数最大32最大64最小16
伝送フレームATMフレームGEMフレーム、GTCフレームEthernetフレーム


類題
24年第1回(設備)問1(2)(ii)PONシステムの種類と特徴



31_1_setubi_1_(3)ii.png

(ⅱ)
答え:④
解説
①②③正しい

④ OLTが、OLTからONUへの下り信号(正:ONUからOLTへの上り信号)の帯域を各ONUのトラヒック量に応じて動的に割り当てる機能は、一般に、DBAといわれる。

補足
複数のONUに上り帯域を分配する方法として、FBADBAの2つの方式がある。GE-PONでは、DBAが使用される
・FBAとDBA
FBA(Fixed Bandwidth Allocation):接続されているONUの数で配分する方式。通信していないONUがいてもそのONUが割り当てられた帯域は未使用となるため、帯域の使用効率が悪い。
DBA(Dynamic Bandwidth Allocation):通信を行っているONUで帯域を分配する方式。FBAと比べ、通信していないONUの未使用帯域を他のONUに分配できるため、帯域の使用効率が良い。
FBA_DBA.png

TDM(Time Division Multiplexing):一心の光ファイバを用いて複数のデジタル信号を時間的に少しずつずらして規則的に配列し多重化する技術


類題
28年第1回(設備)問1(2)(ii)GE-PONで使用されるOLT



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